セシウムボールが東京に降っていた!健康への影響と今後の対策  

2018年3月11日で東日本大震災が起こってから7年が経とうとしている今、ニュースなどでセシウムボールと呼ばれるものが取り上げられて話題になっています。


原発事故からこれまでの間、まったく話題に上がらなかったセシウムボールですが、実は東京にも降っていたということで、それはいつ、どんなものだったのかにフォーカスしていきます!


また、セシウムボールによる健康への影響や今後の対策についても合わせてお伝えします。

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セシウムボールが東京に降った




東日本大震災による原発事故が起こってからもうすぐ7年が経とうとしています。もう随分昔の様に忘れかけている人もいるのではないでしょうか。


原発事故後は除染作業や原発建屋の解体作業などを行ってきましたが、そんな中、今まで聞いたことが無い名前の粒子『セシウムボール』がメディアなどに取り上げられるようになりました。


なぜ今ごろになって・・・と思ってしまいますね。
セシウムボールとは何なんでしょうか。



セシウムボールとは放射性物質のセシウムが、原発事故で格納容器から漏れた際にガラス物質などと融合したものをいいます。


ボールと呼ばれていますが、その形はまんまるだけではなくセシウムが融合した物質により様々です。


それらセシウムボールはとても小さく軽いため、原発建屋が爆発した際に爆風で外に飛び出しました。何か嫌な予感ですね。


外に飛び出したセシウムボールは風に乗ってどんどん遠くに運ばれ、2011年3月15日には東京にセシウムボールが降っていたことが研究機関のシュミレーションでわかりました。


もっと早く言ってくれれば予防も出来たのに!と思う人も少なくないでしょう。



その後もセシウムボールが降った範囲はドンドン広がり、遠くは静岡県まで届いたそうです。
多くの人たちが呼吸によって知らず知らずのうちにセシウムボールを体に取り込んでいると想像すると恐ろしいですね。


こんな危険なセシウムボールの発表が今になった理由は何なんでしょうか。

健康への影響や今後の対策




もしもセシウムボールを吸い込んでしまっていた場合、健康への影響はどうなんでしょうか。
放射性物質のセシウムを含んだ物質というだけで十分恐ろしいですね。


セシウムボールはセシウムと違って水には溶けません。ということはセシウムよりも厄介そうです。


もし呼吸などによって空気中のセシウムを体に取り込んだ場合は、セシウムは体液などに溶けて広く薄く体に広がっていき代謝によって体の外へ放出されます。そのため半減期が短いのです。


セシウムとは逆に、セシウムボールを体に取り込んでしまった場合は、セシウムボールは溶けないため付いた場所に留まり続けます。
留まり続けるということはそこの一部分だけ放射性物質の影響を強くうけ続けることになるのです。


セシウムボールが体の外に排出されるまでは約数年かかるともいわれていて、やっぱりセシウムボールは厄介ですね。



恐ろしいセシウムボールですが、研究者によると今のところは健康に影響は出ないと考えているようです。


これまで嫌な情報ばかりでしたがこれを聞いてなんだか一安心ですね。


今後のセシウムボール対策については、マスクでも防げないほど小さなセシウムボールであるため、人間は呼吸をする以上完璧に防ぐことは不可能なようです。
呼吸をしなくては生きていけないのが人間なのでこればっかりはしょうがないと諦めるしかないですね。

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まとめ



今回は東日本大震災による原発事故が起こってから7年がたった今、新たに発表されたセシウムボールについてお伝えしました。
7年たっても未だに原発事故の影響が残っていることを改めて考えさせられる出来事ですね。


また、セシウムボールが健康にあたえる影響についてや今後の対策についてもお伝えしました。
セシウムボールが何者なのかわからずに怖がるよりも、理解してどうするのか考えることが大事ですね。


最後まで読んでいただきありがとうございました。

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