【部屋が狭いのはコレの配置を間違えたから?】階段の話




アナタの家が平屋ではない限り、
家の何処かに必ず階段が必要になるでしょう。


階段は設計が上手か下手か、
その使い方を見ればよく分かるものです。


実際、階段は上へ登る、または下に降りるためだけのものであるため、
余計な面積を使ってしまう無駄な空間とアナタは思うのも無理はありません。


そんな階段をどこに設置するのかで、
アナタの家の住み心地は大きく変わります。


設置の仕方によっては、部屋の広さに大きく影響することもある階段。


もしかしたら、階段が設計を悩ます主役かもしれませんね。

もともと階段は上の階の床なのです!



階段は登るものでしょうか?


人生の階段や、目標を達成するまでの階段のように、
階段は一段一段登っていくようなイメージがあるかもしれません。


しかしながら、下の階の床を一段一段せり上げて行くと、
おや!上の階の床が邪魔をして、登ることができなくなってしまいました。


そう!階段は降りるものなのです!


実は階段は降りていくことをイメージしたほうがいいのです。


それはまるで、上の階の床が一段一段抜け落ちていっているように。


なぜならば、上の階の床が一段一段落ちてきてくれれば、
そこには邪魔をするものはなく、上の階へも下の階へも行き来が自由になるのです。

階段の種類



階段を昇り降りしているとき、
人は上下に動きつつ横にも移動しています。


もし、スタートからゴールまで真っ直ぐな階段を設置した場合は、
大きな面積が必要になり、大きな家でもなければ設置が難しいでしょう。


そこで現れるのが、途中で折れ曲がる階段や、螺旋階段など、
曲がりタイプの階段です。


これら曲がり階段は、登りながらまたは降りながらUターンする事により、
真っ直ぐな階段に比べ、配置面積が小さくなります。


階段の形は様々ですが、階段の種類はこの2つになるのです。

階段は単品ではなくセットです



階段は階段だけで家についているわけではありません。


階段を登った先には何があるのか、想像してみてください。


そこには廊下があるはずです。


一般的な住宅の例として、2階に個室が3部屋とトイレがある場合で考えてみましょう。


階段は出来ることなら、家の真ん中にあるよりも家の隅に設置したほうが、
部屋の面積を大きくすることが出来ると、アナタは考えるかもしれません。


下の階の隅から直線階段を設置したり、下の階の角から折れ階段を設置すると、
確かに下の階の部屋は面積が大きくなることでしょう。


それでは上の階はどうなるでしょうか。


階段を登って3つの部屋の中から1番奥の部屋へ行く場合、
そこにはデーンと長い廊下を作らなくてはいけません。


階段と廊下はアナタの家の面積をグルになって奪おうとします。


階段を設計するときのは無駄のない配置を心がけなくてはいけません。

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